ダイニング
ル バール ロン
モダンな空間で堪能する、伝統的なおもてなし
会話や読書、朝食を愉しめる居心地の良い空間。Norihisa Semboshiシェフがパリの伝統的なブラッセリー料理をモダンにアレンジしたメニューをご用意しています。ル バール ロンでは、美味しいタパスと斬新なカクテル、そしてペストリーシェフのヤジッド・イシュムラエンによる有名な限定デザートをお楽しみいただけます。デザイナーのフィリップ・スタルクは、ゲストとバーテンダーがカウンターをはさんで向かい合う伝統的なバーのレイアウトを脱却し、光が降り注ぐ細長いハイテーブルを中心に配しました。毎週木曜の夜はライブ演奏も愉しめます。
Norihisa Semboshi
Norihisa Semboshiはラ キュイジーヌ、ル バール ロン、ルームサービス、バンケットを統括するエグゼクティブシェフです。日本出身の同シェフはパリのLe Cordon Bleu school(ル コルドン ブルー スクール)で学びました。卒業後は、Ritz Paris(リッツ パリ)やBristol(ル ブリストル)、Four Seasons Hotel George V.(フォーシーズンズ ホテル ジョルジュサンク)といったパリの一流ホテルや、ジュネーブのFour Seasonsで腕を磨きました。2017年には韓国に移ってフレンチレストランMilieuの料理長となり、高級ホテルHaevichi Hotel & Resort(ヘビチ ホテル&リゾート)のエグゼクティブ スーシェフに就任しました。同シェフはこの経験によって、トータルなダイニング体験を演出するための大局的な視点と多くのインスピレーションを得ることができました。彼の強みは、「きめ細やかな心配り、味、そしてプレゼンテーション」です。
ヤジッド・イシュムラエン
ヤジッド・イシュムラエンは、Le Royal Monceau - Raffles Paris(ル ロイヤル モンソー ラッフルズ パリ)のペストリーシェフです。ペストリーシェフとしての彼のキャリアのスタートは、3歳のときに遡ります。共同プロデュースした自伝的映画、『パリ・ブレスト 夢をかなえたスイーツ』で語っているように、彼にとってのお菓子作りは、広い視野と愛情を持って接してもらうことや、正しく認められることのない、厳しい日常生活から逃れる手段でした。キャリアを通して、彼は意欲を奮い立たせてくれる人々や、父親代わりとなる人物に出会います。ヤジッドの師となったのは、彼を見出し、教育したフランス国家最優秀職人章(MOF)を持つ世界ペストリーチャンピオンのパスカル・カフェ、コミとして働いたパティスリー デ レーヴのアンジェロ・ミュザ、モナコのメトロポールで師事したジョエル・ロブションといった人々です。
経験を積むにつれて彼は技術を磨き、どんどん力をつけていきました。こうして正当な資格を得たヤジッドは、新たな目標を立て、見事にそれを成し遂げます。22歳にして、冷菓の世界チャンピオンの座を獲得したのです。彼はすべてのお菓子のコンテストを合わせて、最年少の世界チャンピオンとなりました。