ラッフルズ 1887
ロンドン滞在時間は72時間ですか? 時間を無駄にしている暇はありません。シャフツベリー・アベニューとホース・ガーズ・パレードに詳しいロンドンの伝説的なラッフルズ バトラーがご案内いたします。ここからあなたの時間が始まります...
1日目
午前
プライベートヨガ&ホース・ガーズ
始まりは、エクササイズ スタジオでのマンツーマンのヨガセッションから。身体意識(ボディ・アウェアネス)、呼吸法、瞑想により内面の落ち着きを向上させたり、強さや柔軟性に焦点を当てるなど、お客様のご要望に合わせてご提供いたします。その後は、運動と栄養の専門家が監修したピラー キチネットで、ヘルシーな朝食をお楽しみください。甘いお菓子や塩気のあるお菓子、フレッシュジュースやスムージー、コーヒー、本日のお料理などをご用意しています。
十分に心身が充電されたら、道路を挟んだ向かい側にあるホワイトホールで衛兵交代式を見学し、ホース・ガーズ・パレード広場と歴史ある近衛騎兵博物館を訪れてください。ホース・ガーズは、ホワイトホールとホース・ガーズ・パレードの間に位置する18世紀の歴史的建造物で、近衛騎兵隊の兵舎および厩舎として建てられました。18世紀の初めから1858年まで英国の主要軍事本部として使用されていた建物を建て替えたものです。ホース・ガーズは当初、ホワイトホール宮殿の入口であり、後にセント・ジェームズ宮殿の入口にもなりました。このため、現在でも国王の近衛兵が形式的に護衛にあたっています。
午後
セント・ジェームズ・パークを散策
セント・ジェームズ・パークを散歩しながら、ペル・メルに向かいましょう。ロイヤルパークの中で最も古いセント・ジェームズ・パークは、ロンドンでも人気の高い公園のひとつです。かつては小ヤコブに仕えたハンセン病患者の女性たちの病院があった場所であり、それが公園の名前の由来となっています。1532年にヘンリー8世がその土地を購入し、セント・ジェームズ宮殿を建設した後、残りの土地を自身が鹿狩りや鴨撃ちを行う私的な場として使用していました。1603年、ジェームズ1世は、ワニやゾウ、ラクダなど様々な外来動物を公園に取り入れ、景観を整備するよう命じました。1820年代にセント・ジェームズ・パークを現在の形に整え、一般公開したのはジョージ4世でした。
気分転換に、伝統的で歴史あるメイフェアのお店や、ウィンストン・チャーチルのお気に入りの場所を散策してみてはいかがでしょうか。メイフェアにある老舗店舗カタログを見ると、その歴史を何世紀も遡ることができます。1698年に創業し現在も営業を続けるワインとスピリッツの商社ベリー・ブラザーズ&ラッド、1866年創業の世界最古の帽子店Lock & Co Hatter、1787年に創業した世界最古の葉巻店で、ウィンストン・チャーチル、オスカー・ワイルド、英国王室など著名人に愛されたJames J Foxなどが軒を連ねます。
夕刻
シアター前におすすめのセゾンでのメニュー&シアターチケット
様々な体験をした一日を過ごした後は、シアター前に、ホテル内で終日営業している落ち着いた雰囲気のレストラン「セゾン」でシャンパン付きの素敵なメニューをお楽しみください。当レストランでは、地元で調達した食材を使って、フランスとイタリアのリビエラをイメージした料理をご提供しています。お食事をご堪能いただいた後は、タクシーに乗ってウエストエンド、コヴェント・ガーデン、ソーホー、ピカデリーまで移動し、シアター、オペラ、バレエをお楽しみください。
2日目
午前
ゲラン スパ&バッキンガム宮殿
1日の始まりは、天井が高く開放感がある20メートルのプールで泳ぎましょう。サウナやスチームルームが楽しめる温泉スパでリラックスしたり、L’Atelier Guerlainでフレグランスコンサルテーションの予約をしたりして過ごした後は、セゾンで豪華な朝食ビュッフェやアラカルトメニューをお楽しみください。
朝食後には、バッキンガム宮殿まで散策してみましょう。この宮殿は1703年に建てられ、かつてはバッキンガム公爵のための大きなタウンハウスとして使われていました。1761年にシャーロット王妃のプライベートレジデンスとしてジョージ3世が購入し、クイーンズ・ハウスと呼ばれるようになりました。19世紀には、建築家のジョン・ナッシュとエドワード・ブロアによって増築され、中央の中庭を囲むように3つの翼棟が建設されました。1837年にヴィクトリア女王が即位したことにより、バッキンガム宮殿は英国君主のロンドンにおける邸宅となりました。最後の大規模な増築は19世紀後半から20世紀初頭にかけて行われました。王室一家が伝統的に一般市民に挨拶する際に登場する有名なバルコニーがあるイースト・フロントも、この頃完成しました。
午後
ナショナル・ギャラリー&ナショナル・ポートレート・ギャラリー
午後は文化と創造性を求めて、トラファルガー広場に向かいましょう。トラファルガー広場では、13世紀から19世紀までの2,300点を超える絵画を所蔵する老舗のギャラリーがあります。その中には、ゴッホのひまわり、ベラスケスの鏡のヴィーナス、6フィートもあるコンスタブルの乾草の車などが飾られています。週末はギャラリーが混雑しますが、非常に広いため、どこかに静かな一角を見つけることができるでしょう。館内の音声ガイドでも美術館の見どころを紹介してくれますが、ラッフルズ バトラーならお客様の好みに合った絵画をお選びし、お客様だけのツアーをコーディネートいたします。
夕刻
ザ スパイ バーでのテイスティング体験
秘密基地のような「ザ スパイ バー」は、ラッフルズ・ロンドンの地下通路にあります。20世紀初頭には006と007という番号が付けられていた部屋を使用しています。他では味わえない、奥深い禁断の雰囲気を漂わせるカクテルバーは、かつてこの場所で秘密を守り抜いた数多くのスパイたちへの敬意を表しています。この部屋は元々、MI5(保安部)およびMI6(秘密情報部)のエージェントの身分証明書や任務報告書を保管する厳重なセキュリティの金庫室として使用されていました。また、ザ スパイ バーのエントランスロビーは、かつて警備室でした。この通路にある他の部屋は、第二次世界大戦中、ヨーロッパの占領地域でしばしば敵の背後に潜入して任務に当たっていたスパイたちに対して、「現場」へ出る前や帰還後のブリーフィング、デブリーフィング、尋問などを行うために使用されていました。
ここでは、先述のスパイたちへのオマージュとして考案された3種類のカクテルが、ぴったり合うカナッペとともに提供され、バーテンダーがそれぞれのカクテルの由来を説明するという、特別なテイスティング体験ができます。
3日目
午前
Raffles London at The OWOの歴史探訪ツアー
ラッフルズの歴史のランドマークである建造物やアートコレクションについて知りたい方は、公式の歴史ツアーに参加されることをおすすめします。知識豊富なガイドが、ホールや各部屋を案内しながら興味深い逸話を披露してくれるので、素晴らしい建築物の裏話を発見できます。この場所には、かつてヘンリー8世やその他の君主が住むホワイトホール宮殿がありましたが、1906年から英国国防省の本拠地として使われていました。さらに、グレードII*の指定建造物であるOWOの壮大な規模とデザインは、ロンドンにおけるエドワード朝バロック建築の最も重要な事例のひとつとなっています。キッチナー卿やT・E・ロレンスからリチャード・ホールデン、ウィンストン・チャーチルなど、英国の著名な指導者、政治家、インフルエンサーも、このホールやオフィスを歩いています。さらに、イアン・フレミングが数々のジェームズ・ボンド作品を執筆する上でインスピレーションを与えた、謎多き諜報部のヒーローやヒロインもこの場所を歩いています。
午後
学芸員がご案内するチャーチル博物館
歴史巡りを続けるのなら、Raffles Londonとダウニング街10番地のすぐ近く、ホワイトホールに隠されたこの有名な地下の隠れ家を訪れてみてください。ここは、第二次世界大戦中、連合国の勝利を計画するためにチャーチルが際限なく時間を費やした場所です。戦時内閣の閣僚たちが終戦時に立ち去った状態のまま残されている「地図の間」や、チャーチルがアメリカの政府高官と秘密の会話を交わした「電話室」など、ぜひご覧ください。時間指定での入場になるため、混雑することはありません。チケットに付属しているオーディオガイドもありますが、ご希望であれば、ラッフルズ バトラーが個別にご案内する学芸員を手配いたします。戦時中に行われていた内容に関する深い洞察をご提供しながら、実際の部屋の舞台裏(ガラス戸の向こう側)までご案内いたします。館内は、車椅子アクセス可です。
夕刻
ザ ガーズ バー&ラウンジでのスリング体験&マウロズ テーブル
夜の始まりには、ラッフルズ ブランドの伝統と、英国の偉大な建造物の歴史と伝統を融合させた場所、ザ ガーズ バー&ラウンジへお出かけください。こちらでは、1915年にRaffles Singaporeで考案されたオリジナル版、ロンドン版、季節限定版の3種類のシンガポール・スリングを、カナッペ付きでご提供いたします。その後は、マウロズ テーブルでお夕食をお楽しみください。ミシュラン星付きシェフであるマウロ・コラグレコの「シェフズテーブル」では、お客様の目の前で皿が絵画のように変貌するお料理と、エリザベス朝の祝祭のような活気を思わせるテイスティングメニューを味わえるという、プライベートな美食体験に酔いしれることができます。劇場を思わせるオープンキッチンからは、自然の恵みをふんだんに使い丹精込めて作られた料理の数々が次々と運ばれてきます。各コースでは、革新的なワインリストに掲載されたお料理とよく合うお飲み物が、その味をさらに引き立てます。